不動産営業の職場環境はギスギスしてる?人間関係が成績に影響する
不動産営業は成果主義の世界。
だからこそ売上競争は激しく、「ギスギスしてそう」と不安になる方も多いかもしれません。
しかし実際には、ちゃんと組織を作ろうとしている会社であれば、ギスギスした雰囲気はあまり感じません。
むしろ、困っている人がいれば声をかけたり、アドバイスをくれたりする“ハートフル”な社風の会社も多く存在しています。
もちろん例外はありますが、ギスギスしている会社というよりは、”一匹狼”タイプの営業マンが自然と距離を置いているということがほとんどです。なので、そういう人と接点がなければ不快な思いをすることも少ないでしょう。
ただし大前提として「努力している人」であることが必要です。
真剣に頑張っている人には自然と応援の手が差し伸べられますが、適当に仕事をしている人に対してはそれなりの対応しかされないのは、どの業界でも共通のことです。
不動産営業人間関係が成績に直結することもある
不動産営業は反響営業(問い合わせに対する営業)が基本スタイルの会社が多く、営業担当への割り振り方もさまざま。
- 順番制
- ローテーション制
- 上司による割り振り制
この中で上司が決めるケースでは、人間関係が営業成績に直結することも珍しくありません。
上司との関係が悪化すれば、良い反響案件を回してもらえなくなる可能性もあります。
さらに、不動産営業は個人プレーのようで実はチームプレーが重要です。
繁忙期には自分一人では対応できないほどの案件を抱えることもあります。
そんなときに頼れるのが先輩や同僚ですが、人間関係が築けていないと助けてもらえず、成績も下がってしまう…なんて事態にも。
営業とはいえ、会社という組織の一員であることを忘れず、日頃から社内の人との関係づくりに努めましょう。
成績が悪くても努力する人は必ず見てもらえる
営業の世界は数字が全て。確かにそれは事実です。
でも、特に新人のうちは結果よりも「どう努力しているか」を見られています。真面目に、素直に、がむしゃらにやっていれば、周囲は必ずあなたを応援してくれます。上司や先輩も、同じように結果が出ずに苦しんだ経験があるからこそ、頑張っている人を見過ごすことはしません。
逆に、「どうせ無理だし…」「自分なんて…」と不貞腐れてしまえば、その姿勢が人間関係を悪化させてしまう原因にもなります。
特に不動産営業のように、高単価な商材を扱う仕事では、人との信頼関係が何よりも重要です。それは社内も社外も同じ。
だからこそ、普段からの礼儀や気配りが大切なのです。
礼儀やマナーが武器になる世界
不動産のお客様にはご年配の方や、社会的に成功されている方も多くいらっしゃいます。そのため、営業マンには高い水準の礼儀やマナーが求められます。
私自身、かつてある大手の不動産会社と競合になった際、「あなたはお茶を飲むときに『いただきます』と言った。もう一社の営業は何も言わず口をつけた。それだけの違いで、あなたに決めました」と言われた経験があります。
この案件は億単位の不動産取引でした。そんな大きな決断でも、きっかけはたった一言の礼儀でした。
社内での上下関係やマナーも、「めんどくさい」と感じる方もいるかもしれません。でも、それらはすべて営業の場で武器になります。日頃から当たり前に礼儀ができていれば、お客様の前でも自然とそれが出ます。
だからこそ、社内の上下関係も「営業の練習」と捉えてみてください。
まとめ|人間関係の良さが、不動産営業の成果を支える
不動産営業の世界は競争も激しく、成果主義な側面があります。しかし、それ以上に「人」が支える温かい世界でもあります。
- 頑張っている人は応援される
- 礼儀やマナーは信頼をつくる武器
- 社内の人間関係は成績に直結する
人間関係を大切にし、努力を怠らなければ、誰かがきっと手を差し伸べてくれます。不動産営業に飛び込むなら、まずは自分から周囲と信頼関係を築く努力をしてみてください。それが、成果を上げる第一歩になります。