中途で不動産仲介営業に転職|面接対策や筆記対策は必要?
「中途採用で不動産仲介営業に転職したいのですが、面接対策や筆記対策は必要ですか?」
不動産営業職への転職を考えたとき、誰しも「面接や筆記対策ってどれくらい必要なんだろう?」と不安に思うかもしれません。
実際のところ、不動産会社の選考では一般的な企業のような堅苦しい対策は一切必要ありません。
実際に私もいい大学を出ているわけではないですが、中途採用で上場している不動産会社の仲介営業職として採用されました。もちろん筆記対策・面接対策など一切していません。
大切なのは「あなた自身の言葉で語ること」。
この記事では、中途採用で不動産営業職に転職するうえで本当に準備すべきことについて、現場目線で解説していきます。
なお、新卒や中途で大手デベロッパーなどを目指す際にはかなりの面接対策が必要となります。本記事はあくまでも未経験中途採用で不動産仲介営業になりたい方向けの記事となります。
中途採用の不動産営業職の選考で筆記試験はほぼない
まず前提として、不動産仲介の転職面接において、SPIや適性検査といった”筆記試験”はほとんど実施されません。
履歴書と面接だけというケースが多く、形式的な試験準備を心配する必要はありません。
特に未経験者歓迎の求人であれば、「人柄」や「覚悟」、「将来のビジョン」が重視されるため、堅苦しい対策よりも自分の考えを整理しておく方がよほど大事なのです。
不動産会社が見ているのは“取り繕っていない言葉”
これはあくまで筆者の持論ですが、不動産会社の面接において対策らしい対策ほど無駄なものはありません。
なぜなら、不動産会社の経営者や面接官は、ほとんどが“営業のプロ”です。百戦錬磨の営業パーソンとして、口先だけの話や台本通りの受け答えは一瞬で見破ります。
むしろ大切なのは、「なぜ不動産業界に進みたいのか」「なぜその会社なのか」といった部分を、飾らず自分の言葉で伝えることです。
たとえ内容が拙くても、自分の頭で考えて出した答えには説得力があります。そして、そういう言葉こそが面接官の心を動かすのです。
ネガティブ理由はNG。ただし“本音”は歓迎される
「前職の環境がきつくて…」 「なんとなく仕事が嫌になって…」
こういったネガティブな理由での転職は、面接では避けた方が無難です。
とはいえ、“前職では活躍できなかったけど環境を変えてチャレンジしたい”というような前向きな再起であれば、十分に評価される可能性はあります。
不動産仲介営業の現場には、“過去はパッとしなかったけど、今は年収1000万円以上稼ぐ”といった逆転劇を演じている人が少なくありません。

だからこそ、「自分を変えたい」「頑張りたい」という本音をしっかり言葉にして伝えましょう。
自己分析が最重要。面接準備=自分を知ること
結局のところ、面接対策で一番大切なのは“自己理解”です。
- なぜ不動産営業をやってみたいのか?
- 自分はどんな働き方をしたいのか?
- どんな人生を目指しているのか?
こういった問いに向き合い、ちゃんとした言葉で伝えられるように準備しておきましょう。
なお、不動産業界の面接では自己PRや志望動機を“用意された答え”として暗記する必要はありません。
あなたの過去、価値観、目標。そういったことを、あなたの言葉で語れたらOK。それが一番信頼され、評価される材料になるのです。
志望動機を話すときのヒント
以下のような軸で考えてみると、自分なりの志望動機が見えてくるはずです。
- 営業として成果が収入に直結する環境で勝負したい
- 人生で一番高い買い物に関わる仕事に魅力を感じる
- 将来的には独立したいので、不動産の知識と経験を積みたい
もちろん人によって答えは様々でOK。
ただし、自分がなぜ不動産営業を目指すのかを明確にしておくと、面接の場でもブレることがなくなります。
【まとめ】中途採用の不動産営業職の選考では面接対策よりも“本音”を伝える力を磨こう
- 不動産営業の面接には筆記試験や堅苦しい対策は不要
- 取り繕った言葉より、自己分析を深めた本音の言葉が重要
- 面接官は百戦錬磨の営業マン。ウソはすぐに見抜かれる
- 自分がどうなりたいのかを明確にして臨もう
不動産業界は、人柄ややる気を重視する世界です。だからこそ、自分の言葉で伝えることが最大の武器になります。
ぜひ、飾らず、気負わず、あなたらしい言葉で挑戦してみてくださいね。