不動産営業職の会社選びのポイントは?年収1000万円を目指すためには?
転職先として不動産業界を検討している方の中には、「何を基準に会社を選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
不動産会社といっても実は業態や規模によって中身は全く異なります。特に営業職としてキャリアを築いていきたいなら、会社選びがその後の成果や働きやすさに直結します。
今回は、不動産営業としての第一歩を踏み出すにあたって、どんな会社を選ぶべきかを“業態”と“規模”の観点から解説します。
不動産営業職の会社選びのポイントは?
不動産会社の規模感は重要です。不動産会社の規模感はざっくりと
- 小規模・地域密着(~10名)
- 中規模(10名以上)
- 大規模(100名以上)
スタートは10名以上の中規模会社がおすすめ
社員10名以上のいわゆる「地場大手」や「中堅企業」は、以下の点で未経験者に向いています:
- 集客や教育の仕組みが整っている
- 営業活動を段階的に学べる
- 一定期間成果が出なくても、育成前提で見てもらえる
一方で、社員数が5名以下のような小規模企業は、自由度は高いものの
- 「反響は自分で取ってきてね」
- 「先輩の営業を盗んで学べ」
というスタンスになりがち。最初のステップとしてはややハードルが高くなります。
大手財閥系は“がんじがらめ”なリスクも
三井、住友、東急といった全国展開の大手財閥系も一見魅力的に見えますが、
- 営業の裁量が小さい
- 内部ルールや評価制度が複雑
といった理由から、自由な働き方や成果主義を求める方には不向きな面もあります。

そのため、自由と仕組みのバランスが取れた“地域密着型の中堅会社”が最もおすすめです。
年収1,000万円を狙うなら?会社選びで見るべき2つの視点
もし将来的に「年収1,000万円を超えたい」と考えているなら、以下の2点を重視しましょう。
1. 集客の仕組みが整っているか
→未経験からスタートするなら、会社が安定的に反響(お客様)を集めてくれる体制は必須です。
2. 歩合(インセンティブ)還元率が高いか
→契約を取った分しっかり還元される給与体系になっているかをチェックしましょう。
ただし、この2つは相反することも多いため、バランスが重要です。
注意!仕組みと歩合還元は、実は相反関係…
集客の仕組みがしっかりある会社は
- 広告費や人件費・仕組み構築にコストがかかる
- そのため、歩合還元率は相対的に低めになりやすい
逆に、集客が自己責任の会社は
- 初期投入が少ない → 歩合還元率が高く設定できる
- ただし、自力集客が苦手な場合は成果が出にくいというジレンマあり
どっちがいい?仕組み重視 or 歩合重視…
それぞれのスタンスにはメリット・リスクがあります:
チェック軸 | 仕組み重視型 | 歩合重視型 |
---|---|---|
集客の安定性 | ◎ 継続的反響あり | △ 自分で探す必要あり |
歩合率・還元率 | △ 比較的低め | ◯ 高い・青天井狙いやすい |
初心者の取り組みやすさ | ◎ 営業に集中できる | △ 集客スキル必須 |
自由度 | ◯ 安定安心スタイル | ◎ 高報酬なら自由自在 |
自分の性格やスキル、達成したい年収によって、どちらが合っているかは変わります。
まとめ|最初の一社選びが将来を大きく左右する
不動産営業として成功するには、業界の構造を理解し、最初に入る会社をしっかり選ぶことが重要です。
未経験であれば、「売買仲介を行う社員10名以上の中堅会社」をまずはおすすめします。
そこから知識と経験を重ね、より高い収入やキャリアアップを目指す道が開けます。
もし「この会社ってどうなんだろう?」と迷ったら、お気軽にご相談くださいね。
あなたにぴったりの不動産会社選びをサポートします!