不動産会社は新人でもチャンスをもらえる?雑用だけで終わらないために大切なこと
- 「不動産業界に入っても、最初は雑用ばかりなんじゃないか…」
- 「新人のうちはどうせチャンスなんてもらえないでしょ?」
不動産営業にこれから挑戦しようと考えている方の中には、そんな不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、不動産会社では新人でもチャンスはしっかり与えられます。
ただし、そのチャンスを“継続的にもらえるかどうか”はあなたの行動次第。
この記事では、業界経験者の視点から
- 新人にチャンスがある理由
- 雑用の意味と価値
- 実力がなくても信頼を積み上げる方法
について、リアルにお伝えしていきます。
不動産会社は新人にも案件を任せてくれる?
まず結論ですが、不動産営業では新人でもしっかり案件を任せてもらえます。
もちろんいきなり数億円の大型案件や、地主との交渉が必要な案件を任せてもらえることは少ないですが、会社によっては下記のような形でスタートできます。
▼ 新人が担当しやすい案件とは?
- 価格帯が低めの物件(1000万〜3000万程度)
- 確度が低めの反響(「ちょっと見たいだけ」のお客様など)
- ベテランが忙しい時の“引き継ぎ案件”
これらは決して「どうでもいい案件」ではなく、新人が経験を積むための貴重なチャンスです。
ここでしっかり結果を出せれば、徐々に高価格帯や確度の高い案件を任せてもらえるようになります。
雑用=チャンスの前段階。取り組み方で未来が変わる
一方で、新人のうちは雑用のような業務も確実にあります。
ですが、これを「ただの雑務」と考えて手を抜いてしまうと、その先のチャンスは遠のいてしまいます。
▼ 具体的な“新人が任される業務”の例
- 契約書類作成のための役所調査
- 物件写真の撮影や間取りの整備
- ポータルサイト(SUUMOなど)への物件入稿
- 上司の案内同行や鍵の手配
- 案内後のお礼状作成やフォロー連絡
これらは一見地味で、数字に直結しない仕事のように見えますが、営業活動を支える重要な要素です。


不動産営業の世界では「雑用」も評価される
数字を出す営業が評価されるのはもちろんですが、“数字を作る人を支える力”も、実はかなり見られています。
とくに新人のうちは、直接成約が取れなくても、
- 現場の調査に行くフットワークの軽さ
- 物件写真の撮影クオリティの高さ
- 入稿作業のスピードと正確さ
こういったところで「こいつ、できるな」と評価されるケースも少なくありません。雑用こそ信頼を得る“最大のチャンス”
想像してみてください。
上司や先輩営業が、自分の大切な商談の準備やフォローをあなたに任せたとします。
でも、あなたがそれを「自分の数字にならない仕事だから」と適当にやったとしたらどうでしょうか?
- 調査にミスがあり契約延期に
- 物件情報の誤表記でお客様からクレーム
- 報告が遅れて商談が崩れる
こうなってしまえば、今後あなたに案件を任せたいと思う先輩はいなくなるでしょう。
信頼を積み上げれば「数字がつくチャンス」は自動的に増える
逆に言えば、たとえ“雑用”のように見える仕事であっても、
- 丁寧に対応する
- ミスなく正確にこなす
- 報告・連絡・相談を徹底する
- 主体的に動く
このような仕事ぶりを見せていけば、「この子なら任せても大丈夫だな」と信頼されるようになります。
そうすると、自然と
→ 高確度の反響案件を任せてもらえる
→ 商談のチャンスが増える
→ 成果が出る
→ さらに信頼される
という良い循環が生まれます。
まとめ|新人はチャンスも雑用も両方が成長の種
不動産会社では、新人であってもしっかりチャンスをもらえます。
ただし、チャンスをもらい続けるには、まず雑用や裏方仕事を手を抜かずに丁寧にこなすこと。
- 雑用こそ“信頼を得る最大の場”だと考える
- 自分の数字に直結しなくても全力で取り組む
- 会社・上司の期待に応え続けることで案件がまわってくる
- 結果を出せば次は“価格の高い案件”へとステップアップできる
不動産業界は、「結果がすべて」ではありますが、“信頼を積み重ねる人”には必ずチャンスが巡ってくる業界でもあります。
目の前の仕事を全力でやり切る。
それが、最短で“数字がつく仕事”に近づく一番の方法です。
焦らず、丁寧に。
最初の1年が、今後のキャリアを左右しますよ。