今後の不動産業界の将来性は?AIやITの影響で仕事がなくなることはないのか?

今後の不動産業界の将来性は?AIやITの影響で仕事がなくなることはないのか?

いい質問です。

大分私の主観が入りますが、お答えさせていただきます。

まず、ITが浸透している領域は「儲かっていない」業界です。

例えば、

  • 小売り
  • 飲食
  • 宿泊
  • 観光
  • 物流
  • 農業

あたりが挙げられます。

こういった業界は

利益率が低いから利益を上げるためには効率化=コスト削減=人件費削減

をせざるを得ない業界と言い換えることができます。

要は薄利多売の業界ということ。
(もちろん個社単位では例外はあります)

では不動産業はどうでしょうか?

不動産と一言で言っても様々な業態があるので、いくつか分けて”薄利多売”なのか”高利少売”なのかで考えてみます。

▼薄利多売

  • 賃貸仲介
  • 賃貸管理

▼高利少売

  • 売買仲介
  • 買取再販

といった形です。

なので賃貸領域はIT化が進む余地が大きく、反対に売買領域はまだまだ儲かっているので必ずしもIT化が必要とされていないという状況です。

ただ、人口縮小という点は考慮する必要があります。

特に地方に行けば行くほどこの問題は顕著です。
(秋田県の令和4年の出生数が4000人弱と聞いて驚きました)

不動産は基本”実際に住む”という需要を叶えるものです。

その”住む”人がいなくなれば必然的に儲けは少なくなります。

すぐすぐというわけではありませんが、緩やかに儲かりづらくなっていくのは間違いありません。

ただ、だからと言って簡単にAIやITに代替されるわけではないと考えています。

不動産は多くの人にとって人生で一番高い買い物と言われます。

そんな高い買い物をするときにAIやITの無機質な情報を信じられる人はどれくらいいるでしょう?

なので不動産はまだまだ人の介在余地がある業界だと思います。

長くなりましたが、

不動産の売買領域においてはまだまだなくなることは無い

というのが私の私見です。

ぜひご参考に。

この記事を書いた人

【略歴】
①中堅デベロッパー
②大手不動産売買仲介
③フルコミッション営業
④不動産テック執行役員

上記のキャリアから不動産領域を幅広くカバーし、大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

【転職サポート実績】
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相談や戦略アドバイスなど、実体験ベースや業界トレンドを把握したうえでサポート。
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