不動産営業は子育てや介護と両立できる?現場目線でのリアルな実態とは

  • 不動産営業は勤務時間が不規則なイメージがあり、子育てや介護と両立できるのか不安に感じている
  • 急な予定変更や長時間労働が発生しやすく、家庭とのバランスが取れるのか心配している
  • 柔軟な働き方や時短勤務が可能な会社があるのか、現場での実態を知りたい
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これから不動産業界に転職を検討している方の中には、「子育てや介護と両立できるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、両立は可能です。 ただし、いくつかの条件が揃っている必要があります。

本記事では、不動産営業の働き方と両立のポイントについて、現場目線でリアルにお伝えします。

本記事の執筆・監修

荒川 竜介(あらかわ りょうすけ)

未経験から売買仲介営業での成功まで導きます!


中堅デベロッパーから不動産売買仲介(上場企業)、不動産テック役員など、新卒から15年以上不動産業界に携わる。これまでのキャリアから大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

未経験者をたった2年目で年収1,800万円達成までサポートした実績あり。

転職コラムはすべて本人の経験をもとに執筆。

不動産営業はお客様都合に左右されやすい仕事

お客様に合わせるのが基本

不動産営業は、お客様のご都合に合わせて動くことが基本となります。特に、物件案内や契約業務などはお客様が動ける時間帯に実施されるため、平日夜や土日祝の対応も少なくありません。

そのため、家庭の事情などで時間に制約がある方にとっては、ややハードルが高いと感じる部分もあるでしょう。

ただし「すべてのお客様」が深夜対応を求めるわけではない

とはいえ、全てのお客様が深夜や休日を希望するわけではありません。 例えば、平日の日中に動ける主婦層や、在宅勤務で調整が効くお客様も一定数いらっしゃいます。 実際の現場感覚としては、体感20人に1人ほどがイレギュラー対応を求めるレベルです。

両立を実現するために必要な2つの条件

1. 自分で仕事をコントロールできる実力と実績

両立の最大の鍵は、自分で仕事をコントロールできる力があるかどうかです。

未経験で入社したばかりの段階では、どうしてもお客様の要望に応える形で動く必要があります。そのため、子育てや介護と両立するのは現実的に難しい面も。

しかし、ある程度経験を積み、信頼を得ていくと、お客様をコントロールする側に回ることができます。 たとえば「〇時ならご案内可能です」とこちらから提案しても、「あなたがそう言うなら」と合わせてくれるお客様が増えていくのです。

これは営業スキルと実績の証でもあります。

2. 会社の理解と支援体制

もう一つ重要なのが、会社側の理解や支援体制です。

どれだけ営業として実力があっても、会社に柔軟な風土がないと両立は難しくなります。

とはいえ、営業力がある人材は会社にとっても貴重な存在。 「この人には働き続けてほしい」と思ってもらえれば、働き方の融通が利くようになるケースもあります。

つまり、まずは実績で認められることが大前提になります。

不動産営業で両立を目指す現実的なステップ

最初から「両立ありき」で考えるのはNG

よくある失敗例が、「最初から時短勤務や制約ありき」で転職してしまうパターン。

未経験からのスタートでこれをやると、教育や引き継ぎの面で周囲の理解を得づらく、本人も結果が出しづらいため、結局辞めざるを得なくなってしまうことがあります。

まずは通常の勤務で力を付け、その後に社内での信頼や実績をもとに交渉するのがベターです。

一人で完結できる業務体制を整える

例えば分業体制の会社では、事務作業をサポートするスタッフがいたり、反響対応を専任で担当するチームがあることも。

こういった仕組みのある会社を選ぶと、営業活動に集中できる環境が整っているため、時間的余裕も作りやすくなります。

事前に面接などで「どこまでが営業の業務範囲か」「分業体制はあるか」を確認するのも大切です。

まとめ:実力と環境があれば不動産営業でも両立は可能

不動産営業というと「ハードでブラック」というイメージを持たれがちですが、

  • 自分で仕事をコントロールできる力を持つこと
  • 会社の理解・支援体制を得ること

この2点が揃えば、子育てや介護との両立は十分に可能です。

最初はハードな働き方を覚悟する必要はありますが、努力して結果を出せば、自由な働き方は後から必ず手に入ります。

今は多様な働き方を取り入れる会社も増えてきているため、

「いまは制約があるけど、不動産営業に挑戦してみたい」

そんな方こそ、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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