不動産営業の実力がついたら年収はいくら目指せる?業種別に徹底解説!

  • 未経験から不動産営業を始めたものの、実力をつけた先にどれだけ稼げるのかが見えない
  • 頑張って結果を出しても、どこまで年収が上がるのか、将来設計が立てにくい
  • 業種(売買・賃貸・新築販売など)によって収入にどのくらい差が出るのかを具体的に知りたい
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不動産業界は「頑張った分だけ稼げる」と言われる世界。実際に、未経験からスタートして年収1000万を超える人も珍しくありません。

ですが、不動産営業といっても実は業種がさまざまで、どんな物件を扱うか、どんなモデルで営業するかによって、現実的に目指せる年収のラインは大きく異なります。

この記事では、不動産業界で代表的な業種を例に、実力をつけた場合にどれくらいの年収を目指せるのかをリアルに解説していきます。

本記事の執筆・監修

荒川 竜介(あらかわ りょうすけ)

未経験から売買仲介営業での成功まで導きます!


中堅デベロッパーから不動産売買仲介(上場企業)、不動産テック役員など、新卒から15年以上不動産業界に携わる。これまでのキャリアから大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

未経験者をたった2年目で年収1,800万円達成までサポートした実績あり。

転職コラムはすべて本人の経験をもとに執筆。

売買仲介(新築戸建メイン)の場合

いわゆる「スーモで問い合わせがあった新築戸建を案内して契約する」というモデルです。
営業フローがシンプルなため、未経験からでも比較的稼ぎやすい業態とされています。

年収イメージ(トップ層)

例)5000万円の物件 × 仲介手数料300万円
→ 月2件契約すると、月600万円の仲介手数料
→ 年間7200万円の手数料実績

このうち20〜30%がインセンティブとなる会社が多いため、
年収は1400万〜2100万円あたりがトップ層の水準になります。

売買仲介(売却案件メイン)の場合

売却を希望するお客様から物件を預かり、買主を見つけて契約するスタイルです。
扱う物件の価格帯が非常に広く、億単位の不動産を扱うこともあるのが特徴です。

年収イメージ(トップ層)

1億円以上の物件の仲介ができるようになると、
仲介手数料だけで年間2億円以上の売上も可能です。

→ インセンティブ率20〜30%と仮定すると、
年収4000万〜6000万も狙えるフィールドになります。

賃貸仲介(一般的な店舗型)の場合

来店されたお客様に賃貸物件を紹介し、契約を成立させるのが主な業務。
売買に比べると単価は低いですが、回転率が高く、数字を積みやすい業態です。

年収イメージ(トップ層)

月間売上150万〜200万を継続する営業で
年間売上1800万〜2400万ほど。

賃貸仲介では、売上に対するインセンティブ率が高めな会社が多いため、
年収500万〜800万円程度がトップ層の目安となります。

買取再販(リノベや再販売を行う業態)の場合

自社で物件を仕入れ、リフォーム・リノベーションして再販するスタイル。
売買仲介と異なり、手数料ではなく利益そのものが会社の売上になります。

年収イメージ(トップ層)

仕入れと販売がうまくいけば、1人で年間数億円の粗利を出す人もいます。
ただし、粗利全額が給与になるわけではなく、年収は粗利の10〜15%前後が一般的。

つまり、年間2億円の粗利なら
→ 年収2000〜3000万円クラスも現実的。
中には年収1億円を稼ぐ人もいます。

新築マンション販売(ファミリー向け)の場合

いわゆる財閥系・中堅デベロッパーが販売するマンション営業。
モデルルームでの接客や定型の販売資料を使った商談が中心です。

年収イメージ

・大手デベロッパー:年収1000万円が基準
・中堅クラス:トップ層で1500万〜2000万円

ただし属人性が薄く、「自分の工夫で稼ぐ」というよりは仕組みの中で成果を出すスタイルです。
その分、年収の上限は売買仲介に比べると低めです。

新築ワンルーム販売(投資用)の場合

いわゆる「電話営業」で投資用ワンルームを販売するスタイル。
心理的なハードルは高いですが、その分年収レンジは非常に高い業態です。

年収イメージ(トップ層)

・トップ営業:年収3000万円
・マネージャークラス:年収5000万円以上

成果を出せば報酬にダイレクトに反映されるため、実力主義・高リスク高リターンなモデルです。
逆に、成果が出なければ厳しい世界でもあります。

業種別年収イメージまとめ

業種年収レンジ(トップ層)特徴
売買仲介(新築戸建)1400万〜2100万シンプルな反響営業で未経験でも結果が出やすい
売買仲介(売却メイン)4000万〜6000万高単価案件を扱えれば大きく稼げる
賃貸仲介500万〜800万回転率重視・短期成果型
買取再販2000万〜1億(粗利次第)粗利からの報酬型。大きく稼げるが責任も重い
新築マンション(ファミリー)1000万〜2000万安定志向。大手は高待遇
新築マンション(ワンルーム)3000万〜5000万以上電話営業中心。ハードだが夢がある

まとめ|業種次第で年収は大きく変わる。自分に合った土俵を選ぼう

不動産営業は、数字を出せば出すほど収入が青天井に伸びていく業界です。
しかし、同じ営業職でも業態や会社によって、年収の上限や営業スタイルは大きく異なります。

  • 安定的に着実に稼ぎたい → 売買仲介(新築戸建)
  • とにかくでかく稼ぎたい → 売却メインの仲介や買取再販
  • 高リターンを狙いたい → ワンルーム販売
  • 接客型の営業がしたい → ファミリー向けマンションや賃貸仲介

自分の性格や働き方、人生の目標に合わせて、“勝てるフィールド”を選ぶことが成功のカギです。
不動産営業で大きな収入を得たい方は、まずはどの業態が自分に合いそうかをじっくり見極めてみてください。

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