不動産営業は年齢が上がっても続けられる?年代別の働き方とは
- 不動産営業に興味はあるが、年齢を重ねても安定して続けられる仕事なのか不安を感じている
- 若いうちは勢いで売れるかもしれないが、中高年になっても通用するのか疑問に思っている
- 年代によって求められる働き方や評価のされ方に違いがあるのかを事前に知っておきたい

不動産営業への転職を検討する際、「この仕事は年齢を重ねても続けられるのか?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、全く問題ありません。
今回は、年齢別の不動産営業の働き方やキャリアの変化についてご紹介します。
不動産営業は年齢を問わず続けられる仕事
私の知っている限りでも、60代で現役バリバリの不動産営業マンは何人も存在します。
むしろ、年齢を重ねることで営業成績が伸びる人も多い業界です。
理由は簡単。
不動産というのは「人生の大きな選択」を伴うため、経験や安心感が武器になるからです。
若さや体力に頼るのではなく、信頼関係や知識量で勝負できる仕事なので、年齢はむしろ強みにもなり得ます。
年代別の業務イメージ
20代〜30代:買いたい人への営業が中心
この時期は、不動産を初めて購入するような「買いたい人」が中心のお客様になります。
若さや明るさが武器になる時期です。
- 案内や内見対応など体力が求められる仕事も多い
- お客様は夢や希望を持って家探しをしているため、ポジティブな対応が求められる
- 接客やクロージングの基礎を身につける期間
この時期にしっかり経験を積むことで、今後のキャリアの基礎が作られます。
40代:売りたい人への営業が増える
40代になると、相続や離婚、資産整理など、**ややディープな事情を抱えた「売りたい人」**との関わりが増えてきます。
- ネガティブな動機で売却するケースが多いため、共感力や傾聴力が求められる
- 不動産そのものよりも、背景にある「人間関係」の悩みを解決する力が重要
- 落ち着いた対応ができる年齢層の方が信頼を得やすい
この年代では、「ただの営業」ではなく「相談相手」としての立ち位置が求められます。
50代〜60代:選択肢が豊富になる
この年代になると、さまざまなキャリアパスが開けてきます。
- 管理職やマネージャー職として後輩育成に携わる
- 独立して自分の不動産会社を立ち上げる
- フルコミッション(完全歩合)でさらに高収入を目指す
また、この頃になると高額不動産の取引を手がけることも増えてきます。
- 1件あたりの取引単価が高いため、少ない件数でも大きな収入が得られる
- 富裕層の顧客と付き合う機会が増える
- 信頼がものを言う世界なので、ベテランほど有利になるケースも
年齢と共に“働き方”を変化させていける仕事
不動産営業は、若い頃は体力と行動量で勝負し、
年齢を重ねれば経験と信頼で勝負する、非常に柔軟性のある仕事です。
もちろん、若いうちに一気に稼いで、早期リタイアする方もいます。
反対に、「生涯現役」でコツコツ働く方もいます。
どちらにしても、年齢によって選択肢が狭まることが少ない業界です。
まとめ:不動産営業は生涯続けられる仕事
不動産営業は、年齢を重ねても成長し続けられる数少ない営業職です。
年齢を重ねるほどに求められるスキルやお客様層は変わりますが、
その分だけ活躍できるステージも用意されています。
「年齢がネックになるのでは?」と不安に感じている方こそ、
ぜひチャレンジしてみてください。人生の選択肢が一気に広がるかもしれません。