不動産営業にボーナスはあるのか?歩合・インセンティブとの違いと支給実態

「不動産営業ってボーナスあるんですか?」
「歩合とボーナスって別で支給されるの?」
「結局、頑張った分だけもらえるって本当?」

こういった疑問を持つ方は多いと思います。特にこれから不動産業界に飛び込もうと考えている方にとっては、収入の構造をしっかり把握しておくことはとても重要です。

今回は、不動産営業における「ボーナス」「歩合(インセンティブ)」の違いや支給タイミング、会社規模との関係性など、現場感のある視点から解説していきます。

不動産営業にボーナスはあるのか?歩合・インセンティブとの違いと支給実態

論から言うと、ボーナスと歩合(インセンティブ)は制度として分かれている会社もありますが、性質としてはほぼ同じです。

どちらも「売上・業績に連動して支給される成果報酬」という意味では、明確な線引きはありません。

一般的なイメージでの違い

区分タイミング対象期間支給額の決定要素
歩合(インセンティブ)毎月月間売上個人売上×歩合率
ボーナス(賞与)半期・年1〜2回半年〜1年チーム・会社業績連動 or 総合評価

つまり、毎月支給されるか、年2回まとめて支給されるかの違いだけで、根本的には「売上がある=報酬が出る」「売上がなければ出ない」という点では共通しています。

ボーナスと歩合給が両方支給される不動産会社は少ない

「じゃあ不動産会社で歩合とボーナス、両方もらえる会社ってあるの?」

というと、私の知る限りではかなりレアケースです。

歩合制度がある会社では、すでに毎月の売上に応じて報酬が支給されているため、それとは別にさらに賞与を出すというのは、会社側の負担が大きすぎるため実現しにくいのが実情です。

逆に、ボーナス制度を採用している会社では、インセンティブを月々ではなく半期や年次でまとめて評価し還元する形式を取っているため、月次歩合はつきません。

大手仲介会社に多い「ボーナス支給型」

大手の不動産会社では、歩合ではなく半期に1回〜2回支給されるボーナス(業績賞与)で成果を還元するスタイルが主流です。

  • 年2回(例:6月・12月)の賞与支給
  • 店舗や支店単位の業績に連動して金額が変動
  • 個人数字+チーム貢献+勤務態度など複合評価
  • プレイヤーと管理職で評価基準が異なるケースも

歩合制と比べて月々の給与は安定しやすく、将来設計が立てやすい反面、「数字を出してもすぐ報酬に反映されない」と感じる営業もいます。

中小・地域密着型の会社に多い「月次歩合制」

一方で、中小規模の不動産会社や地域密着型の会社では、月ごとの売上に応じて歩合を支給する制度が一般的です。

  • 月単位で売上に応じたインセンティブを支給
  • 売上1000万円 → 歩合率30%なら月収300万円
  • 頑張った分が即月に収入へ直結 → やる気が維持しやすい
  • 固定給が少なめで、ボーナスや昇給制度が曖昧なことも

とくに反響営業を中心とする店舗では、契約が入る月と入らない月の差が大きくなる傾向があります。

ですが、その分「契約=即収入反映」というわかりやすさがあり、営業の熱量も高まりやすいのが特徴です。

例えるなら…
  • 大手仲介の賞与型:貯金型
     → 成果を積み上げて、あとでまとめて回収する
  • 地域密着・中小規模の歩合型:即金型
     → やった分がそのまま翌月の給与に反映される

歩合制とボーナス制、それぞれのメリット・デメリット

歩合制のメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 契約すればすぐ収入に反映される
    即モチベUP
  • 成果が見える化しやすい
  • 結果を出せば青天井で収入を伸ばせる
  • 月によって大きく収入が変動する
    安定性に欠ける
  • 契約がない月は収入が激減する可能性あり
  • 管理職になると歩合がつかなくなるケースも

ボーナス制のメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 半期・年間で評価されるため、波が平準化されやすい
  • チームワークや人柄も評価される傾向
  • 固定給ベースがしっかりしている場合が多い
  • 評価が見えにくい/結果が遅れて返ってくる
  • 成果主義が薄まり、モチベーションが続きにくい人も
  • 「半年分まとめての調整」なので額面が読みづらい
荒川 竜介

どうせ不動産営業をやるのであれば、即金的な歩合給のほうがおすすめです。

「やればもらえる、やらなければもらえない」はどこも共通

結局のところ、ボーナス制であろうと歩合制であろうと、成果を出さなければ報酬は得られません。

制度の形は違えど、不動産営業というのは本質的に「結果を出せば青天井」「出せなければゼロに近い」という、非常にシンプルで実力主義の世界です。

「どんな制度でも、やった分だけ稼げるのが不動産営業」

肝に銘じておきましょう。

まとめ:ボーナスと歩合の違いは“タイミング”と“形式”だけ。本質は同じ

不動産営業において、ボーナスと歩合(インセンティブ)は性質として非常に似ています。

違いがあるとすれば、「月ごとに支給されるか、半期・年間で支給されるか」というだけです。

  • 毎月成果に応じて即支給 → 歩合制
  • 半期や年単位で評価されて支給 → ボーナス制

両方もらえるケースは稀で、基本的にはどちらかの制度に一本化されていると考えた方がよいでしょう。

大切なのは制度の良し悪しではなく、**「自分がどちらのタイプに向いているか」**を見極めることです。

  • 頑張った分すぐに報酬が欲しい → 歩合制が向いている
  • 安定志向で半年単位の評価でもOK → ボーナス制が合っている

不動産営業という仕事は、「やった分だけ返ってくる」世界です。

制度に振り回されすぎず、自分が輝けるステージを選ぶことが最も大切なのです。

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この記事を書いた人

ミカタ株式会社
代表取締役 荒川 竜介
詳細プロフィール

中堅デベロッパーから不動産売買仲介(上場企業)、不動産テック役員など、新卒から15年以上不動産業界に携わる。上記のキャリアから大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

まったくの未経験者を2年目で年収1,800万円達成までサポートした実績あり。

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