不動産営業の昇給や昇格のタイミング・基準はどうなっているのか?

不動産営業の昇給や昇格のタイミング・基準はどうなっていますか?

不動産会社の昇給、昇格は原則数字です。

営業数字が良ければ基本的にどんどん昇給、昇格をしていきます。

昇給については、固定給が上がるパターンが一般的ですが、歩合率が上がるパターンもあります。(その分足切ラインも上がるケースが多いですが、、)

なお、営業としての昇給、昇格は数字ベースで特に問題はないのですが、課長やマネージャーなどの管理職クラスになるとちょっと状況が変わります。

基本管理職も数字ベースではありますが、数字ができる営業ができる管理職になるかというとまた別問題です。
よくいう「名選手名監督にあらず」です。

特にとんとん拍子で管理職になった人が陥りがちです。

何が問題なのかというと、

・できない人の気持ちがわからない

・感覚でやってきたので言語化できない

・自分しかできない手法が多く体系化できない

・自分が数字を作ればいいと思ってしまう

こういった問題にぶち当たり(大体全部)、その人の部下は全員辞めてしまうということがしょっちゅう起こります。

このタイプの管理職は結局営業に戻るか、やめていく運命にあります。
(もちろん奮起する方もいますが、この手のタイプの性格を考えると少数派です)

なので、どちらかというと営業時代苦労した人の方が管理職としては評価される傾向にあります。

なお、不動産営業は管理職になると年収が下がるということはたびたび起きます。

個人数字での歩合がなくなり、基本的にチーム数字の賞与という形になるからです。

自分がいくら頑張ってもチーム全体の目標を達成するのはかなりの難易度。

なのでチーム全体のベースアップを図る必要があるのですが、それもすぐ結果は出ません。

そうなると一回年収が下がり、翌年の住民税がきつくプレイヤーに戻る(or転職していく)というムーブがあります。

と、大分脱線してしまいました、不動産会社の昇給・昇格について回答させていただきました。

ご参考にしていただければ幸いです。

この記事を書いた人

【略歴】
①中堅デベロッパー
②大手不動産売買仲介
③フルコミッション営業
④不動産テック執行役員

上記のキャリアから不動産領域を幅広くカバーし、大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

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