不動産売買仲介営業で平均的な年収を目指すには?契約数と売上のリアルを解説
- 不動産売買仲介営業って、どれくらい契約を取れば生活できるの?
- 不動産売買仲介営業の平均的な年収って実際どのくらい?

未経験から不動産業界にチャレンジしようとしている方にとって、年収のイメージや必要な売上ラインはとても気になるポイントですよね。
この記事では、**不動産仲介の営業職が「日本の平均年収ライン」に届くにはどれくらいの売上・契約数が必要なのか?**を、できるだけリアルに解説していきます。
結論:平均年収ラインに届くには、月150万円前後の売上が目安
「不動産仲介」とひと口にいってもエリアや物件単価により事情は大きく異なりますが、
日本全国の地方都市を基準とすると、月間売上150万円±50万円が、平均年収ラインに届く目安になります。
つまり、年間1800万円程度の売上を達成できれば、年収450万前後という水準になるイメージです。
地方都市であれば月2〜3件の契約(戸建て3000〜4000万円台)をコンスタントに取れれば、このラインに達する営業も多いです。
都心部では、1.5倍〜2倍の売上が必要なケースも
都心では人件費や物件単価、会社の経費率などの兼ね合いで、同じ年収を得るために必要な売上が高くなる傾向にあります。
この場合、年収450万円程度を得るには、
月250万円〜300万円の売上、つまり年間3000万円以上の手数料売上が必要になるケースもあります。
とはいえ、都心部は高額物件が多く、1件あたりの売上単価が高いため、
「契約件数で稼ぐ」というよりは「少数精鋭で高単価を狙う」という働き方になります。
契約件数の目安は「月2〜3件」
地方都市や郊外エリアを基準にすると、
月150万円の売上を出すには、1件あたりの仲介手数料が50万〜80万円程度と仮定して、月2〜3件の契約が必要となります。
つまり、「月2件契約できる営業マン」になれば、
日本の平均年収(※2024年時点で426万円)に近い、または超えるレベルに到達できる可能性が高いということです。
不動産営業は“平均”が高めの業界
実は不動産営業職の平均年収は、日本全体の平均よりも少し高い水準にあると考えられています。
具体的な統計データはありませんが、
多くの業界関係者の肌感覚では、500万〜600万円程度が不動産営業全体の平均ラインだとされています。
この理由は、「トップセールス層の年収が非常に高い」ため。
例えば年間1億円の手数料売上を達成する営業は、年収で2000万円〜3000万円を稼ぐことも珍しくありません。
このような“年収の振れ幅”が大きい業界であるため、
中間層が押し上げられ、結果として業界全体の平均値も高くなっているのです。
「平均を目指すだけ」でも価値がある理由
多くの業界では、平均年収を超えるためには相当な経験や資格、ポジションが必要です。
ですが、不動産営業の場合は、月に2〜3件契約を取れるようになるだけで、平均年収をクリアできるという非常にシンプルな構造になっています。
もちろん「契約ゼロ」が続けば苦しくなるのは事実ですが、
逆に言えば「努力して数字を出せば、すぐに報われる世界」でもあります。
これは、他の業界にはなかなか無い特徴です。
まとめ|月2〜3件の契約で“平均以上の年収”に届くのが不動産営業
不動産仲介の営業職で「日本の平均年収」を目指すには、
・月間売上150万円前後
・契約件数でいえば月2〜3件程度
が目安となります。
これは決して非現実的な数字ではなく、ある程度のスキルと行動量があれば十分に達成可能な水準です。
そして、それ以上を目指すことももちろん可能。
トップ層になれば、年収1000万円、2000万円と青天井の世界が広がっています。
「努力が収入に直結する環境で働きたい」
「平均以上を目指すだけでも価値のある仕事がしたい」
そう考える方には、不動産営業という選択肢は非常におすすめです。
ぜひ、自分の可能性にフタをせず、挑戦してみてください!