不動産営業にとって「稼げる会社」と「稼げない会社」の違いはどこにあるのか?

不動産営業は「稼げる会社」と「稼げない会社」の差が激しい。その違いとは?

「不動産営業って本当に稼げるの?」
「会社によって稼げる・稼げないの違いがあるって聞いたけど、何が違うの?」

こういった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、不動産業界は同じ営業職でも会社によって年収に大きな差が出る業界です。

今回は「個人の所得を最大化させる」という観点から、
不動産営業で稼げる会社と稼げない会社の違いについて、わかりやすく解説していきます。

不動産営業の収入は「売上 × インセンティブ率」

まず前提として、不動産営業の年収は非常にシンプルです。

年収=自分が出した売上 × インセンティブ率 + 固定給(会社による)

つまり、同じ売上でも、どれだけインセンティブがもらえるかによって収入が大きく変わります。

この「インセンティブ率(歩合率)」こそが、「稼げる会社」と「稼げない会社」を分けるポイントのひとつです。

稼げる会社・稼げない会社の2タイプとは?

不動産営業の会社は、大きく以下の2パターンに分けられます。

パターン①:仕組み・教育が整っている会社(インセンティブ20%〜30%)

  • 教育体制やマニュアルがしっかりしている
  • 広告出稿やポータルサイト反響など、集客は会社が用意
  • お客様を振り分けてくれる仕組みがある
  • 営業経費(ガソリン代、携帯、広告など)も基本は会社持ち
  • 未経験者向けにおすすめ

このタイプの会社は、「売上を出しやすい環境」が整っているのが特徴です。

その代わり、インセンティブ率は20〜30%程度が一般的。

とはいえ、自分でお客様を探す手間がなく、仕組みの中で動けば数字が出やすいため、不動産未経験の方にとっては稼ぐための土台ができやすい会社です。

パターン②:全部自分でやる会社(インセンティブ30%〜50%)

  • 集客からクロージングまですべて自分で担当
  • 飛び込み営業、ポスティング、人脈営業など自力で顧客を開拓
  • 営業車がないこともあり、経費も自己負担の場合がある
  • 広告費を自腹で出すケースもあり
  • 固定給が少ない or 完全歩合制も多い
  • 営業経験者や独立志向の人向け

このタイプの会社は、高インセンティブ(30〜50%)が魅力です。

一見、稼ぎやすそうに見えますが、そもそも数字を作る難易度が高いため、成果を出せないと収入は不安定になります。

また、すべて自分で動く必要があるため、営業スキルだけでなく、自己管理能力や人脈力も求められます。

それぞれの歩合率でいくら稼げるのかシミュレーション比較

たとえば、年間で3000万円の売上を出した場合――

タイプインセンティブ率年収イメージ
① 会社支援あり20~30%約600万~900万円
② 全部自力30~50%約900万~1500万円

見た目上は②の方が圧倒的に年収が高く見えますよね?

でも、その分のリスクと負担も大きいということを忘れてはいけません。

特に未経験の方がいきなり②を選んでしまうと、「案件がない」「稼げない」「心が折れる」というケースも少なくありません。

初めて不動産営業にチャレンジするなら①が安心

未経験者にとって最も重要なのは、いきなり年収1000万円を狙うことではありません。

まずは、基礎的な営業スキルと不動産知識をしっかり身につける環境に身を置くことです。

その意味では、①のような仕組みや教育が整った会社の方が圧倒的に向いています。

  • 会社が集客してくれるから、営業に集中できる
  • 上司や先輩のサポートを受けながら実践経験が積める
  • 契約書の作成、重要事項説明などの実務も教えてもらえる

この「基礎力」ができれば、3年後に②のような高歩合の会社へチャレンジする道も見えてきます。

実際に、筆者が見てきた中でも、3年で独立レベルの力をつけて転職・独立する人も多くいます。

「高歩合=稼げる」は間違い。自分に合った会社を選ぶべき

高歩合の求人ばかりに目が行ってしまう気持ちはよく分かります。

でも、自分にとって稼げる会社=高インセンティブの会社とは限りません。

  • 環境が整っていないのに数字が出せるか?
  • 教育がない中で、案件を一人で進められるか?
  • 集客手段が用意されていない中で、お客様を探せるか?

こうした点を総合的に見て、自分に合った会社を選ぶことが、結果として「稼げる営業マン」になる一番の近道です。

まとめ:「稼げるかどうか」は会社選びで8割決まる

不動産営業で稼げるかどうかは、「自分の努力 × 会社の仕組み」です。

努力だけでは限界があるし、仕組みが整っていても活かさなければ意味がありません。

  • 初めての不動産営業 → 教育・支援ありの会社で土台を作る
  • 営業経験がある、独立志向がある → 高インセンティブ型にチャレンジ

このようにステージに合わせた会社選びが、長期的に安定して稼ぐためのポイントです。

「稼げる会社かどうか」は、自分がその環境で結果を出せるかどうかがすべて。

目先の数字にとらわれず、しっかり見極めて選びましょう。

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この記事を書いた人

ミカタ株式会社
代表取締役 荒川 竜介
詳細プロフィール

中堅デベロッパーから不動産売買仲介(上場企業)、不動産テック役員など、新卒から15年以上不動産業界に携わる。上記のキャリアから大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

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