不動産業界で働くと自分が家を買うときに有利になる3つの理由

不動産営業に興味を持っている方の中には、「この仕事に就くことで、自分のマイホーム購入が有利になるんじゃないか?」と考える方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、それは間違いなく“YES”です。

私自身も相場観が身についたことにより、安い時期にマンションを購入し、数年住んだあとに売却した経験があります。しかも買値より売却額のほうが高い。数年住んで家賃を払うどころかプラスでした。

ここでは、不動産業界で働くことで得られる個人としてのメリットについて、リアルな視点でお伝えしていきます。

本記事の執筆・監修

荒川 竜介(あらかわ りょうすけ)

未経験から売買仲介営業での成功まで導きます!


中堅デベロッパーから不動産売買仲介(上場企業)、不動産テック役員など、新卒から15年以上不動産業界に携わる。これまでのキャリアから大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

未経験者をたった2年目で年収1,800万円達成までサポートした実績あり。

転職コラムはすべて本人の経験をもとに執筆。

不動産業界で働くと自分が家を買うときに有利になる3つの理由

ここがポイント
  • 目が肥えて「良し悪し」が瞬時に分かるようになる
  • 再販リスクを見越した買い方ができるようになる
  • 希少な「割安物件」の一次情報が入ってくる可能性も

❶ 目が肥えて「良し悪し」が瞬時に分かるようになる

不動産業界に身を置くと、日々さまざまな物件を見ることになります。図面・立地・築年数・価格・過去取引事例など、多角的に不動産を評価する力が自然と養われます。

その結果、自分が購入を検討するときにも、「この物件は割高だな」「この立地にこの価格なら安い」といった相場観や勘所が身につき、変な物件に手を出すリスクを大幅に減らすことができます。

❷ 再販リスクを見越した買い方ができるようになる

私の持論ではありますが、「不動産の失敗」は住み続けられない状況(離婚・転勤・リストラなど)になった時に、買った家が売れないことで発生します。

裏を返せば、いつでも再販できる物件を適正価格で購入しておけば、大失敗にはなりません。

不動産営業の経験を通じて、どんな物件が再販に強いのか(立地、駅距離、築年数、相場水準など)、肌感覚で理解できるようになるため、 将来売れる物件=資産価値が落ちにくい家を選ぶ目が養われます。

❸ 希少な「割安物件」の一次情報が入ってくる可能性も

これは会社の業態にもよりますが、営業として物件情報の一次取得ができる立場にいれば、「あ、これは安いぞ」と思える物件が社内に入ってくることもあります。

その際、自社のルールで「社員が購入しても良い」とされていれば、いわばプロ専用の物件情報から自分の住まいを選べるという、他ではありえない特権を得られることになります。

荒川 竜介

ただし、実際には社員の購入をNGとしている会社も少なくないため、あくまで期待値として考えるのがベターです。

不動産に対する目が肥えすぎて“買えなくなる”という副作用も

ここまでメリットを語ってきましたが、実はデメリットもあります。それは「目が肥えすぎて買えなくなる」こと。

不動産業界には、自分の不動産購入がうまくいかないと“恥”という謎の文化があります(笑)

そのため、「失敗したくない」という気持ちが先走り、物件に対するハードルを上げすぎてしまい、結局なかなか買えないというパターンもよく見かけます。

荒川 竜介

実際に失敗して笑われた人を知っています・・
これは不動産を扱うプロであるがゆえの副作用ですね・・

不動産業界で働くと“資産形成力”が身につく

これは副次的な話にはなりますが、

  • 再販価格を読む力
  • 土地と建物の適正価格の見極め
  • 自己資金の使い方や住宅ローンの知識

など、資産形成や人生設計に直結するスキルが自然と身につくのは、不動産業界ならではの恩恵です。

また、不動産業者ならではの格言として、次のような言葉があります

『金額で悩むなら買っとけ。金額で買うならやめとけ』

これは、実需向け(=自分が住むための物件)に対しての名言ですが、不動産の本質を的確に表していると感じます。

まとめ:家を買う予定がある人にも“不動産営業”はおすすめ

不動産業界で働くことは、決して営業スキルや収入だけが得られるわけではありません。

将来自分や家族が住む「家」を失敗せずに買うための力もつけられます。

人生において大きな買い物である不動産。その意思決定を間違えないためにも、不動産業界の経験は大きな武器になります。

迷われている方は、ぜひ一度この世界に飛び込んでみてください。

▼不動産業界を理解しよう▼

無料配布中のお役立ちコンテンツ

未経験から2年で年収1,000万円を達成するためのロードマップ


監修者:ミカタ株式会社代表取締役 荒川 竜介

人気度

「不動産未経験から2年で年収1,000万円を達成するためのロードマップ」となります。わからない言葉や業務がでてくるかもしれませんが、今はわからなくてOKです。机上の空論ではなく、これだけ行動すればよいというイメージを掴んでいただけるようになっております。

【日本一詳しい!】不動産業界転職大全概要(全59ページ)


人気度

本資料は未経験で不動産業界への転職をお考えの方に向けて

  • 不動産業界ってどんな業種があるの?
  • どんな仕事内容なの?
  • 理想のキャリアプランは?
  • どの業種がおすすめなの?

を、「日本一わかりやすく」まとめた資料となります。

【転職者向け】よくわかる不動産業種の図解マップ(全11業種)


人気度

本資料では、図解マップで不動産業種を視覚的に理解いただけるようになっており、それぞれの業種の特徴について詳しくご紹介いたします。

公にはなかなか出にくい情報をまとめた資料となりますので是非参考にしてください。

【年齢・経験別】転職しやすい不動産業種概要(全8ページ)


人気度

「30代前半だけど不動産会社に転職できる?」

本資料では20代・30代・40代といった年代、さらには営業経験の有無を考慮して、どの業態に就職できるかまとめています。