ホストから不動産営業への転職は可能?

現在ホストをしています。昼職へ転身したいと考えており、不動産営業も選択肢として持っております。実際にホストから不動産営業へ転職は可能でしょうか。

結論から申し上げると、大手不動産仲介でも元ホストの方はいますので、転職すること自体は問題ございません。また不動産会社としても”元ホスト”であることはネガティブに映ることはありません。

不動産は専門知識が必要な職種ではあるものの、なによりお客様との信頼関係の構築(コミュニケーション)が必要な職種です。

そういった意味では接客やコミュニケーションに慣れているホストはポジティブに捉えられる可能性があります。(会社にもよりますが、ホストの経歴を書類に書いて、不採用だった場合はシンプルに社風とあっていないと考えるのがよいでしょう。)

荒川 竜介

とはいえ、ホストだから必ず活躍できるかといったら全くの別問題です。今回は私があった元ホストの営業マンの話とホストならではの強みをご紹介いたします。

ホストから不動産営業に転職したHさん

ホストから不動産営業に転職したHさん

  • 年齢:30代前半
  • 家族構成:嫁、子供1人
  • 前職年収:1,000万円
不動産営業へ転職するまでの経緯

高校卒業からずっと夜職。(バーテン→ホスト)

ホストクラブではNo1とは言いませんが、それなりの年収を稼いでいましたが、当時お付き合いした女性との間に子供ができたことをきっかけに昼職への転職を決意。

ホストの年収が高いこともあり、生活水準はそこまで落とすことができ
学歴もなく昼間の仕事の経験も皆無、また年齢も30歳間近ということもあり、条件に合致する会社では面接をいくら受けても全て不採用。絶望している中、知り合いから「学歴も経歴も関係なく自分の腕次第でいくらでも稼げる」仕事があると聞きました。それが不動産営業です。

聞いたその場で求人を探し、上から全て応募。
数社受けて無事1社決まり、晴れて不動産営業デビューを果たしたのです。

元ホストのHさんは不動産営業で活躍できた?

結論から言うとめちゃめちゃ活躍していました。

最初の数か月は全くわからない業界のため中々成果が出ませんでしたが、ホスト時代に培われたお客様への気遣い力、コミュニケーション力を活かし徐々に成果が伸びていき、2年目には成績上位者として表彰も経験。

今では独立も果たし、ホスト時代をゆうに超える収入を得ています。
もちろんその裏では奥様のため、子供のために猛烈に努力したのは言うまでもありません。

未経験で年齢も年齢のためこのチャンスを逃したら後が無いと考えていたため、最初の数年はほぼ休みなく働いていました。

荒川 竜介

「覚悟」というとチープですが、本当にこの「覚悟」がHさんの原動力だったのだと思います。

年収ビフォーアフター

転職前(ホスト時代)転職後(不動産仲介営業)
年収1,000万円2,000万円
(3年で独立後の年収)

ホストは不動産営業に向いている?

私の経験上、向いている方は多いように感じます。今回ご紹介したHさんが成功したのは、そもそも能力が高いというのもありますが、ホスト時代に培われた経験が活きているように感じます。

特に大きなストロングポイントだと感じたのは以下の点です。

  • 気遣い力が人より優れている
  • クロージング力が強い
  • コミュニケーション能力

気遣い力が人より優れている

ホストはいかにお客様に気に入られてリピートいただけるかが鍵です。そのためにはお客様の些細な変化に気づいて、先回りすることが求められます。

実はこれ、そのまま不動産営業でも使える能力です。

お客様の何気ない一言から「本当は何を求めているか」を探し出し、先回りして提案する。

荒川 竜介

売れる不動産営業に必要なことをホスト時代に徹底的に叩き込まれたため、そのまま不動産営業でも活きている能力です。

クロージング力が強い

ホストではいかにお客様にお金を使っていただけるかが大事です。

そのためには、ただ待っているだけでなくこちらからちゃんと誘導をしていく必要があります。

細かいテクニックは千差万別化と思いますが、根本としてはゴール設定してそこから逆算するという力です。

これも不動産営業でそのまま使える能力です。

伸びない不動産営業の特徴としてお客様が気に入ってくれて欲しいというまで待つ営業です。

売れる不動産営業はちゃんとゴールから逆算して道筋をたて、お客様を誘導していきます。

もちろん強引にいけということではなく、背中を押してあげるということです。

荒川 竜介

この力がホスト時代に自然と身についていたので、不動産営業での活躍につながったのです。

コミュニケーション能力

最後は定番のコミュ力です。

ホストでは日々様々なタイプのお客様と接客する必要があります。

もちろん得意なお客様ばかりではなく、苦手なタイプもいたそう。

でも自分自身の話の幅を広げ、どんなタイプのお客様が来ても対応できるようなトーク力を磨きました。

これも不動産営業でそのまま活きる能力です。

ホストと同じく、不動産営業も様々なお客様を接客します。

一般サラリーマンの普通の家庭もあれば、お医者様や経営者などの富裕層、またお子様がいらっしゃる家庭もあれば、ご相続絡みのセンシティブなご相談とお客様は多岐にわたります。

そのため、会話の引き出しが無いとコミュニケーションが円滑に進まず、お客様の本当のニーズを引き出せません。

荒川 竜介

Hさんはホスト時代の経験で、どうすれば会話の引き出しを増やせるかは身についていました。

要点まとめ

ホストから不動産営業への転職はめちゃめちゃ相性がいいです。

不動産業界で活躍している人で元ホストは結構な割合で遭遇します。

ただ、それは真面目に取り組んでる人の話し。

どこの業界でもそうですが、真面目に取り組まない人は最初はよくても後で苦労します。

この記事を見ている現夜職の方は、覚悟を持って不動産業界に来てください!

楽しいし、稼げるのは保証します。

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この記事を書いた人

ミカタ株式会社
代表取締役 荒川 竜介
詳細プロフィール

中堅デベロッパーから不動産売買仲介(上場企業)、不動産テック役員など、新卒から15年以上不動産業界に携わる。上記のキャリアから大手不動産仲介・FC本部など業界への繋がりも豊富。

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