長期追客はライバルが少ないから取り組むべき

これまで初期対応、机上査定、訪問査定と様々な対応策をお伝えさせていただきました。

ただ、一括査定を依頼してから短期間で売りに出す売主は一握り。

一括査定を利用する売主は検討レベルが低いため、大多数は「一旦見送り」となります。

そこで重要なのが「追客」。

一括査定の営業フローの中では下記の部分に属する営業活動です。

査定依頼,媒介契約,業務フロー

初期対応、机上査定、訪問査定で媒介が取れなかった案件は全て対象になります。

そのため、初期対応に次いで対応する売主の母数が多いため、しっかり対策をすることで大きな効果を生むことが出来ます。

また、長期間にわたり売却を検討する売主は、競合他社はほぼ手をつけられていません。

これには理由がいくつかあり、

・会社として当月の数字を追うため、長期の売主の重要度が低い

・営業としても当月の売上が自身の給与に反映されるため、長期の売主に時間を割きづらく当月の売上に繋がる新規ばかり追いかける

上記が主な理由として挙げられます。

裏を返せば、長期の売主は他社がやっていないため、しっかり対策をすれば、ほぼライバル不在の中戦えるということです。

今すぐ顧客,長期の顧客

極論ですが、短期で検討している「今すぐ顧客」は捨て、長期で考えている「そのうち顧客」のみに注力するという戦略もあります。

特に少人数で営業している不動産会社様の場合、すべての営業フローに経営資源は割けません。

そのため、「そのうち顧客」のみに注力するという選択肢も視野に入れていいかもしれません。

中々勇気がいりますが、実際にその戦略を取り、うまくいってる不動産会社様も存在しております。

当てはまるかどうか含め、御判断いただけますと幸いです。