追客の頻度は?

前回まで「認知の追客」の重要性について、ご説明させていただきました。

もう少し具体的な話しに移らせていただきます。

改め下記表をご覧ください。

認知の追客,刈り取りの追客

今回は「頻度」について。

記載の通り、「認知の追客」は1週間に1回程度の接触が望ましいです。

人によってはこれでも少ないと言われることもありますが、不動産の売却は長期化する傾向にあるので、現実ラインとして1週間に1回程度と考えております。

反面、刈り取りの追客はあまりに頻度が多いと売主が逃げてしまいます。

そのため、四半期に1度くらい状況伺いの体での連絡が望ましいかと思います。

では、どのような手法で実施すればいいのでしょうか?

「認知の追客」で有効な方法として、下記が考えられます。

・年賀状、暑中見舞いなどの季節の手紙

・周辺事例のメール

・売却に関する役に立つ情報をメールで送る

「認知の追客」はある程度の頻度を行う必要があります。

ただ、不動産の売却は長期化する傾向にあるため、コストが高いものは中々継続出来ません。

そのため、出来るだけコストが安いことが必要条件となり、必然的にメールや手紙などの低コストのものがメインとなります。

上記のうちどれかだけというわけではなく、

・1週間に1回、不動産売却のノウハウをコラムにして送る

・月に1度、周辺の売出、成約事例をメールで送る

・正月に年賀状、夏に暑中見舞いと年に2回手紙を送る

このように、それぞれ織り交ぜながら実施するのがよいでしょう。

なお、この時に気を付けて欲しいのは、営業色をできるだけ減らすこと。

「認知の追客」を実践してる不動産会社様の失敗例として、上記のメールや手紙の中に、

・売却に絶対の自信あり。ご売却は当社へ是非ご相談ください!

・条件に合うお客様が周辺で○○組みいます!

などの内容を織り交ぜています。

たまにならまだしも、毎回毎回だと「また営業か、、」と思われ見向きもされなくなってしまいます。

「認知の追客は」頻度が高い分、嫌われてしまうと、徹底的に嫌われます。

「認知の追客」の目的はあくまで忘れさせず信頼関係を作ること。

そのため、あくまで売主にとって有益な情報を発信してるという立ち位置を意識して取り組んでください。