一括査定の反響を対応する理想の社内体制①

前回の記事通電数の上昇が必須というお話をさせていただきました。

では具体的にどうすればいいのか?
前回もお伝えしましたが、答えは「スピード」と「回数」を「継続」して行うこと。

ただ、言うは易く行うは難しで、毎回「スピード」と「回数」を「継続」して行うのは非常に大変です。

ですが、現在のやり方に一工夫するだけで、100点では無いにしろ改善は出来るはずです。

その方法を具体例を交えながらお伝えさせていただきます。

最初は「スピード」の改善方法について。

まずはダメな不動産会社様の例。

ダメな社内ルール例

順番制は担当ごと反響をローテーションで回すルールです。

公平性は担保できますが、反響が入った際、担当のAさんが契約や案内中だと対応が出来ません。

一括査定の初期対応は1分1秒を争う世界です。

そんな中、1時間も2時間もほったらかしになってしまうとすると、成果につながる可能性は限りなく低くなってしまいます。

集約型は、店長などの責任者に一度集約をし、グロスが高い物件はベテランに、低い物件は若手に、という形で割り振りをします。

集約型も順番制と同様、店長が割り振り出来ない状況だと、対応がスタートできません。

そのため、成果が出づらいルールと言えます。

上記ルールを採用している不動産会社様は、紙媒体での集客に力を入れていたり、特定の太いルートがあったりする傾向にあります。

要は競合がいる状況での営業活動に慣れていないということ。

一括査定は必ず競合がいます。

そのため、競合がいることを前提としたルールに作り変える必要があります。

次に理想のルールを見てみましょう。

理想の社内ルールー例

理想のルール➀は「誰でも体制」。

反響が入ったら、その時手が空いている人が対応するというルールです。

比較的少人数の不動産会社様向けのルールです。

「誰でも体制」を採用するとき、できれば事務スタッフの方も対応できるように出来るとなお良いです。

営業は月末に契約決済が立て込み忙しくなってしまいます。

理想は時期に関係なく、常に一定のクオリティで初期対応をすることです。

そのため、比較的時間の制限が少ない事務スタッフも対応できるようにしておくと、より隙の無い布陣となります。

また、月末は他社も忙しいため、しっかり対応できるルールを作っておくと、より成果が出やすいのです。