一括査定媒体って結局どこがいいの?

よく、「一括査定媒体はどこがいいの?」という相談をもらいます。
弊社でもその疑問を解決するために、色々な切り口で分析しています。

一つ目が初期対応の訪問査定率レポート
https://f-mikata.jp/category/baibai/satei-report/

二つ目が所有権移転レポート
https://f-mikata.jp/?s=%E4%B8%80%E6%8B%AC%E6%9F%BB%E5%AE%9A%E5%8F%8D%E9%9F%BF%E3%81%AE%E6%89%80%E6%9C%89%E6%A8%A9%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E7%8E%87+%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

これを見ると「質」という観点でセオリーはありますが、結論「エリアや時期、不動産会社さんによる」です。

「答えになってないじゃん」とがっかりされたらすみません。
ただ、これが本音です。

どの媒体もエリアによって強い・弱いが多かれ少なかれあります。
東北だとめちゃめちゃいいけど、九州だと悪いなど、ザラです。

また、一括査定は基本的に広告で集客するので、それを強めると質が悪くなる傾向にあったりします。

(そういう意味だと各社決算が近くなると帳尻合わせで広告を強めることが多いです。なので各社の決算月を確認するのはお勧めしています)

なので、見分けるポイントはどこまでいっても「費用対効果」です。

例えば質が悪いと言われている「媒体A」。

課金対象外も多く、売る気が無いユーザーが多いです。
ただ、土地案件が多く、年に1回大型の土地が決まりそれが2回転、3回転すれば年間どころか数年間の広告費をペイできたりります。

また、質が悪いとしても課金除外が通りやすければ費用対効果は向上します。
課金除外申請を50%受けてくれるとすると、半分の費用で集客できてるということになるため、仮に案件がが他媒体の半分だとしても帳尻はあいます。
(ただ、営業さんが動いたり、課金除外案件を精査したりする人件費と、それに伴うイライラも勘定に含めるべきではあります)

なので、まず「費用対効果」をしっかり見ていかないと、どの媒体が自社にとっていいかは分かりません。

弊社のレポートでも圧倒的な成果を出している買いポータル系の媒体Bがあります。
もちろん成果を出すという観点だとずば抜けていますが、難点が2つあります。

・数が少ない
・月額がかかる(買いポータルを契約しているとデメリットではないですが)

数が少なく、会社によっては年間数件ということも。

ただ、月額は発生するので、月額と反響課金分を合わせると、反響単価3万を超えるということもあり得ます。
業界平均は1.5万くらいなので、単純に倍の成果を出さないと合わない計算になります。

弊社のレポートでは倍まではいかない月もあるため、しっかり反響がとれてない不動産会社様だとすると、他媒体の方が費用対効果がいいということも全然あり得ます。

どの媒体がいいかどうかは、エリアや時期、実際に来る案件のグロス次第なので、やってみないと分からないです。
なので個人的には常に複数媒体と契約することを推奨しています。

複数媒体の費用対効果をしっかり見たうえで、適宜予算の振り分けをコントロールする形です。
(めちゃめちゃ大変ですが仕組化はできる部分です)

ただ、「契約期間」「最低予算」などの縛りがあるケースもあるため、そこの確認は必須です。
(場合によっては単価多少上げてもいいのでコントロールしやすい契約を交渉しましょう。最終的にはそっちの方が全体の費用対効果は良くなります)

長々書きましたが、媒体は本当に会社さんによって良い悪いが変わるため「複数付き合いながら費用対効果を見て適宜予算を振り分ける」のがベターです。

当たり前ではありますが、それができていない会社様が結構いらっしゃいます。
逆に一括査定でうまくいってる会社様はここがしっかりしています。
是非めんどくさがらず、お取組みいただければと思います。