一括査定に不満はあるけど成果は出てる企業がいる

「一括査定で成果が出ている不動産会社」について。

一括査定のデメリットは「質の低さ」と、こちらの記事でお伝えさせていただきました。

ただ、その「質の低さ」を理解し、対策を講じることで、しっかり成果を出している不動産会社様がいらっしゃるのも事実です。

とある不動産会社様の例です。

2015年設立で、現在の社員は社長含め営業4名、事務員2名。

エリアは大阪の中心部近くで、競合は大手含め粒ぞろい。

お世辞にも、営業力や看板力では競合に勝てそうにありません。

ただ、この不動産会社様の平均媒介率は約20%。

一般的に都心部では5%程度の媒介率が平均と言われる中で、4倍近い数字をたたき出しています。

この不動産会社様が何をやってるかというと、一括査定用の営業活動をちゃんと体系化し、愚直に続けていること。

一言でいうと簡単そうですが、

  • 初期対応の架電スピードの徹底
  • 一つの案件を追う回数のルール化
  • 売事情に合わせたトークスクリプト
  • 机上査定の査定書のこだわり
  • 机上査定送付後の連絡のルール化
  • 結論が取れてない案件の追客のルール化

上記を徹底的に繰り返し、数字を細部まで計測し、ダメなものをやめ、いいものを残すということをやっています。

看板力やコネクションでは勝てないと考え、他社が出来ないレベルまで徹底することで、競合が多いエリアでも、頭一つ抜けた成果を出しているのです。

逆にいうと、多くの不動産会社様は特に対策を練らず、一括査定を対応しているため、勝てたということ。

そのため、一括査定の対策を練ったうえで取り組むことで、誰しもが同じような成果を出せる可能性はあるのです。

この辺りのノウハウについては、弊社は日々様々な不動産会社と話しをさせていただき、実際にサービスを使ってもらい、試行錯誤を繰り返しているので、多少なりとも持って降ります。

この記事を書いた人

新卒から中堅デベロッパー→大手不動産仲介会社→フルコミッションの売買仲介営業で、合計4年半不動産仲介の現場に従事。 その後、マンションリサーチ社の営業責任者(運営サイトhttps://t23m-navi.jp/)→サービス責任者→執行役員を経て、2018年12月にマンションリサーチグループのミカタ株式会社 代表に就任。 大好きな不動産業界に少しでも貢献できるよう邁進してまいります。